退職への事前準備】会社はこうやって辞める!

 

引継ぎイメージ

「会社を辞める!」と決意してから、実際に退職するまでの「大まかな流れ」はこちら。

 

会社(直属の上司)に退職の意思を伝える
会社とのすり合わせを行い「退職日」を明確に決める
転職活動の準備を始める(転職サイト・エージェント登録)
業務の引継ぎ、担当顧客・お世話になった方への挨拶など
会社への返却物・会社から受け取るものの最終確認
健康保険・年金切り替え、税金など必要な手続きを確認
(在職中に転職先が見つからなかったら)社会保障の確認


①~⑦までを順番にやっていくと、会社の人にもあまり迷惑をかけず損も少なく会社を辞められるます。
流れがわかったら、次はどのタイミングで行えば良いかを確認していきましょう。

あらかじめ『退職する予定日』を自分の中で明確にしておき、そこから逆算して動いていくと失敗がぐっと減っていきます。


『【完全消化も夢じゃない!】損せず退職するポイントは『就業規則』と『有給休暇の残日数』』

退職に向けたスケジュール
退職日
1~2か月前
退職の意思を会社に伝える
まずは直属の上司にはっきり伝えます。

『退職日』は上司と相談の上、ここで確定。

退職1~2か月前にする理由は、業務引継ぎや残務処理、挨拶などにある程度の期間が必要だから。

円満に退職するためには、会社の繁忙期を避けて伝えることも大切ですが、自分の状況と相談してもOK。

この時点で「転職サイト・エージェント」に登録したり「引継ぎ資料」の準備をしておきましょう。
退職日
1か月~前
退職に向けて動く(業務引継ぎなど)
業務引継ぎを行いながら、自分の残務をできる限り片付けていきます。

この時点で担当していた顧客やお世話になった社員に退職の報告と挨拶をし始めておくと良いでしょう。


退職日
一週間~前
退職のための最終確認(返却物・必要な書類など)
退職当日になって慌てることのないように。

『自分が会社に返すべきもの』と『会社に返してもらうもの・発行してもらうもの』をこのタイミングで確認しましょう。

この時点で「転職先が決まっていない」or「転職活動を初めていない」場合は…

『無職に向けた社会保障』について確認しておくとより安心。


退職日
当日
身の回りを整理し、退職
後に使う人のためにデスク周り・ロッカーの整理、清掃。

会社に返却するものを忘れずに!

上司、同僚に挨拶をしっかり行って会社を去ります。
退職日翌日
~約14日以内
退職後の手続き(必要な人のみ)
この時点で「転職先が決まっていない」or「転職活動を始めていない」人は手続きが必要。

『健康保険』と『年金』の切り替え手続きを行います。

退職の意思を伝えてから、実際に退職するまで…おおよそ1~2か月はかかるとみておきましょう。


会社になるべく迷惑をかけず
自分もなるべく損をせず
この2点をかなえた上で退職するためには、計画的にスケジュールを組んで行う必要が。

大切なのは『退職前の事前準備』!


事前準備の方法

退職時 会社に返却するもの
会社の身分証明書(社員証・カードキー・タイムカードなど)
書籍、参考資料、事務用品などの備品(社費で購入したもの)
健康保険被保険者証(保険証)
業務に関わる書類、データ
通勤定期券
名刺、制服
会社から支給されたものや、社費で買ったものは退職時に必ず返却します。


会社で使っているものでも、自分のお金で買ったものは返さなくても大丈夫です。

退職時 会社から返してもらうもの・発行してもらうもの
退職証明書
年金手帳(会社に預けていた場合)
雇用保険被保険者証(会社に預けていた場合)
退職証明書(健康保険の手続きなどに必要)
離職票(退職後10日以内に会社から発行してもらう)
特に『離職票』『雇用保険被保険者証』は退職後の手続きに必ず必要になります!

退職する前に必ず確認するようにしましょう。

 

【退職への事前準備】

『会社を辞める前に…』考えるべきポイント・事前準備はこの5つ。

就業規則・有給休暇の残日数の確認
公的手続きの確認(無職向けの保障)
引継ぎ資料を作成(どんな人でも必要)
退職後に必要な書類発行の声かけ(離職票など)
転職サイト・転職エージェントに同時登録
どれも退職前にしっかりやれていると後で気持ちが楽になるものばかり。

上から順番でもランダムでやってもOKです。

 

就業規則』『有給休暇の残日数』の確認

有給と退職日を確認するイメージ
退職する時は、有給の残りを全て使い切った上でしっかりと辞められるように!

その為にチェックするポイントはこの2点。

就業規則
有給休暇の残日数
就業規則』と『有給休暇の残日数』を確認することでわかるのはこちら。

●「退職日」と「最終出勤日」の目安

確認の方法など詳細は以下の記事に詳しくまとめています。

『退職前に!『就業規則』と『有給休暇の残日数』を確認すべき理由とは【有給休暇完全消化!】』


有給を完全に消化して損なく、会社の規則も破らず退職するために
就業規則』『有給休暇の残日数』チェックはしっかり!
『引継ぎ資料』を作成【多かれ少なかれ必要】

引継ぎ資料
退職前最後の仕事ともいわれているのが『残された社員への業務引継ぎ』

どんな状況であっても、多少の引継ぎは必ず必要。

その時に用意するのが「業務引継ぎ書」などの引継ぎ資料です。

「あなたにしかできない・わからない仕事」を放置したままで退職すると…こんな危険性が。

辞めた後も会社から『残した仕事のこと』で頻繁に連絡が来る!
一緒に働いた仲間に対して後ろめたい気持ちが残ってしまう…

100%後腐れなく会社を辞めるために、事情がない限り必ず引継ぎ資料を用意しましょう。
引継ぎの準備をしっかり行うか行わないかで、退職後のスッキリ感が変わってきます。

「会社を辞める!」と決意したら、引継ぎの準備を始めましょう。